【2025年版】IT導入補助金の最新情報と活用ポイント

はじめに

中小企業・小規模事業者にとって、業務効率化やDX推進は重要な課題です。
そんな中、ITツールの導入コストを支援してくれる「IT導入補助金2025」の活用が注目されています。
本記事では、制度の概要、変更点についてわかりやすくご紹介します。

1．IT導入補助金2025とは？

「IT導入補助金2025」は、中小企業・小規模事業者等の生産性向上とデジタル化（DX）推進を目的に、ITツールの導入を支援する公的制度です。
■ 対象となるITツール例：
業務システム（会計、受発注、決済など）
クラウドサービス（最大2年分の利用料）
コンサルティング・導入支援・保守サポート費用など
※対象ツールは事前に事務局の審査を受け、補助金サイトに掲載されたものに限られます。

2．申請枠と補助内容（2025年版）
（1）通常枠
対象：業務ソフト・システム導入
補助上限：最大450万円
条件により補助率が最大2/3に（地域別最低賃金+50円以内で3か月以上雇用の従業員が全体の30％以上）
（2）インボイス枠
対象：インボイス制度対応ソフト・PC等
補助上限：最大350万円
（3）セキュリティ対策推進枠
対象：サイバーセキュリティ関連ツール
補助上限：150万円
小規模事業者は補助率2/3
（4）複数社連携IT導入枠
複数企業の連携による地域DXなど
補助上限：最大3,000万円

3．対象ツール・経費の拡大
2025年は対象となる業務プロセスが拡大され、以下も補助対象となりました。
①ビジネスアプリ作成、ワークフロー、BI・分析機能などの「統合業務系ITツール」
②活用支援（保守運用、マニュアル作成、研修等）も補助対象に追加

4．申請スケジュール（通常枠）
1次締切：2025年5月12日 → 交付決定：2025年6月18日
2次締切：2025年6月16日 → 交付決定：2025年7月24日
3次締切：2025年7月18日 → 交付決定：2025年9月2日
※実績報告期限はいずれも交付決定から約半年後まで

おわりに
「IT導入補助金2025」は、DXや業務効率化を進めるよい機会です。
複数回の申請機会があるとはいえ、準備には時間がかかります。
ご検討中の方は早めの情報収集と手続き開始をおすすめします。

▶ 詳細は 公式サイト をご確認ください。
https://it-shien.smrj.go.jp/　　（IT導入補助金2025事務局）