中小企業省力化投資補助金について
中小企業省力化投資補助金について
■制度の概要
「中小企業省力化投資補助金」は、人手不足に悩む中小企業等が省力化や生産性向上を目的とした設備投資を行う際、その費用の一部を国が補助する制度です。
IoT・AI・ロボット・センサー等のデジタル技術を活用した専用設備を導入することで、業務効率化・付加価値の向上・従業員の賃上げを後押しします。
本補助金には、「カタログ注文型」と「一般型」の2種類の申請方式があります。
■2つの申請方式
カタログ注文型
- 国が認定した製品カタログに掲載されている省力化設備を導入する方式
- 申請手続きが簡易で、導入がスピーディー
- 補助上限:最大1,500万円
- 随時応募が可能(公募期間の制限なし)
比較的簡単に補助金を活用したい事業者向け
一般型
- 自社の課題に合わせた オーダーメイドの設備やシステム導入が可能
- IoT・AI・ロボットなどの先端技術も対象
- 補助上限:最大1億円
- 公募型で申請期間が設定されており、募集時期に合わせて応募が必要(第3回「一般型」の募集締切日 2025年8月29日(金)17:00)
独自の課題解決や大規模投資を行いたい事業者向け
■補助率・補助上限額
事業者区分 | 補助率 | 補助上限額 |
小規模事業者 (製造業・宿泊業・娯楽業20人以下、卸売・小売・サービス業5人以下) |
2/3 | 最大8,000万円(特例で最大1億円) |
中小企業(従業員6人以上) | 設備投資額1,500万円までは1/2(条件により2/3) 1,500万円超部分は1/3 |
従業員数に応じて 750万円~8,000万円(特例で最大1億円) |
※特例:大幅な賃上げや最低賃金引き上げを行う場合、補助率・上限額が引き上げられます。
■カタログ型と一般型の流れ
カタログ注文型の流れ
- 製品カタログから導入設備を選定
- 販売事業者に問い合わせ
- 申請・審査・採択
- 導入 → 実績報告 → 補助金交付
一般型の流れ
- GビズIDプライムの取得(電子申請必須)
- 事業計画書の作成(3~5年計画)
- 応募申請 → 審査 → 採択
- 相見積もり・事業者選定
- 交付申請 → 補助事業実施(契約・発注・納品)
- 実績報告 → 確定検査 → 補助金交付
- 補助事業終了後、5年間の効果報告 が必要
■一般型の審査ポイント
- 省力化効果がどの程度見込めるか
- 生産性や付加価値の向上が見込めるか
- 導入計画の妥当性(業務に合った投資かどうか)
- 設備の革新性・独自性
■制度活用のメリット
- 設備導入コストの大幅削減
- 業務効率化による利益率の改善
- 人手不足解消と従業員満足度の向上
- 賃上げや職場環境改善にも直結
■まとめ
「中小企業省力化投資補助金」は、企業の成長と従業員の待遇改善を同時に実現する支援制度です。申請をお考えの事業者様は、まずはGビズIDの取得と事業計画の準備をおすすめします。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。