2024年11月に大阪府議会にて改正条例案が可決され、総務省との協議がありました。
2025年2月18日に総務大臣の同意を得て、正式に大阪府の宿泊税の引き上げが決まりました。
2025年9月1日に改正条例が施行される予定です。
今回の変更
- 宿泊税の免税点(宿泊税を課税する宿泊料金の最低額)を現行の7,000円から5,000円に引き下げられます。
- 宿泊料金(1人1泊)の税率も引き上げられます。
5,000円以上15,000円未満は200円(変更前:100円)
15,000円以上20,000円未満は400円(変更前:200円)
20,000円以上 は500円(変更前:300円)
今回の引き上げにより、大阪府の税収は現在の25億円から80億円になる見込みです。
日本の観光地ではオーバーツーリズムへの対策として、宿泊税や観光地の入場料の大幅な引き上げが検討されてきています。宿泊税は地方自治体ごとに設定できる「法定外目的税」として導入され、現在、10カ所の自治体で課税されています。
また京都市では、宿泊税の大幅な増税案が検討されており、これまでの1泊1,000円だった上限から1泊100,000円以上の高級ホテルに宿泊する場合、最大10,000円の宿泊税が課される予定です。(20,000〜50,000円のホテルで1,000円、50,000〜100,000のホテルでは4,000円。)