Copilotが「実行者」へ。デスクトップ版AIエージェントがリリースされました。
1. Excelエージェントモード:デスクトップ版が解禁
2026年1月27日にリリースされたデスクトップアプリ版の「Excelエージェントモード」について解説します。
Copilotのエージェントモードは、今まではWeb版のExcel限定の機能でしたが、今回デスクトップアプリでも使用可能となりました。
この記事では、エージェントモードとチャットモードの違い、エージェントモードが業務効率化にもたらす影響について解説します。
今回のアップデートは大きく業務を変える転換点でもありチャンスでもあります。
指示ひとつで完結
「この売上データから異常値を特定し、分析レポートを別シートに作成して」といった抽象的な指示に対し、AIが手順を自ら考え、数式入力からグラフ作成までを自律的に実行します。
従来のチャットモードでは対話することしかできませんでしたが、copilotが直接エクセル等を参照して回答してくれます。
対話から「お任せ」へ
これまでのAIはチャットで質問して、答えをもらうのみで、エクセル等を直す場合は、人間が操作する必要がありました。
しかし、今回発表されたエージェントモードとはエクセルやワードにcopilotが内蔵されており実際手となり足となり動いてくれるモードです。
copilotに「このデータを分析して、グラフを作成して。」等指示を与えるだけで、copilotがグラフの作成まで行ってくれます。
エクセルで時間の取られる繰り返しの作業もcopilotに任せることで大幅な時短になるでしょう。
2. エクセルやワードだけではないパソコン全体の自動化(今後実装予定)
Claude coworkという言葉を覚えておいてください。まだcopilotでは使えない機能ですが、知っておいてほしい機能なので解説させていただきます。
現時点ではClaude coworkとはMac限定のアプリです。(今後Windowsにも対応予定)
Claude coworkを使うことで、AIエージェントがデスクトップ上のフォルダ操作やWebブラウザを「人間のように操作」することが可能になります。
人がいらなくなるという劇的なゲームチェンジャーになる可能性がある機能です。
今後copilot等にも実装されることを期待しています。
- UI操作の自動化: 特定のデスクトップアプリを立ち上げ、データを入力し、別のツールへ転記するといった、これまでRPAが必要だった領域を自然言語の指示だけで代替します。例えば、各会社のフォルダの中に、1月~12月分の請求書というフォルダを作ってと指示を出すと、Claude coworkが人間の代わりにパソコンを操作してフォルダを作ってくれます。
- ブラウザ横断タスク: Webで最新の競合価格をリサーチし、その結果を自社のデスクトップ版Excelにまとめるといったアプリ間の垣根を越えた作業もスムーズに行えます。最新の株価を取得したり、買い物をする時に一番安いサイトを探すこと等に使えそうですね。
3. 進化した推論エンジン「GPT-5.2」の搭載
2025年末に実装された最新モデルにより、エージェントとしての「判断力」が飛躍的に向上しています。
- Work IQ: 組織内のメール、会議、ドキュメントの文脈を理解する「Work IQ」レイヤーにより、ユーザーの「いつものやり方」や「社内特有の用語」を汲み取った精度の高いアウトプットが可能になりました。
経営・現場へのインパクト:なぜ「今」導入を検討すべきか?
① 「考える」時間への集中
定型的なデータ整理や、情報の検索・転記といった「作業」をエージェントに投げることで、人間は「意思決定」や「戦略構築」に時間を割けるようになります。
② 24時間稼働のバーチャル社員
特定のトリガー(例:請求書メールの受信)に反応して、自動で内容を精査し、会計システムへ入力する「専用エージェント」を自社で簡単に作成・運用できる時代になりました。
③ セキュリティとガバナンス
これらすべてのエージェント機能は、Microsoft 365のエンタープライズ級のセキュリティ(Purview等)の下で動作します。外部のAIツールにデータを渡すリスクを避けつつ、安全に業務自動化を推進できます。
AIに仕事を奪われるリスクばかりに目が行きがちですが、まだまだ仕事でAIをフルに活用している人は少数だと思います。
いち早くAIを「使う」立場になることで、周りとの差を広げられるチャンスでもあると思います。